ミスミグループ本社(ミスミ)は2月24日、同社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」において、LLM(大規模言語モデル)を活用したAIチャットボット機能を本格搭載することを発表した。
ミスミが提供する機械部品調達プラットフォームのmeviyは、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即時自動見積もりを行い、独自のデジタル製造システムも連携することで最短1日での出荷を実現するサービス。これまで機械部品の調達に要していた作業時間を大きく削減し、業務の効率化につなげるソリューションだ。
多くのユーザーに利用が広がるmeviyでは、顧客の利便性向上を目的とする継続的な機能拡充を実施してきた。その結果、対応材質や加工条件、各種機能などは多岐にわたり、利便性が高まった一方で、プラットフォーム内で活用される情報量は極めて膨大に。技術・操作マニュアルで300ページ以上にもなる膨大かつ専門的なデータを用いて、従来のキーワード検索型やシナリオ型のチャットボットを通じて的確な回答を提示することには限界があり、顧客からも「必要な情報にたどり着くまでに時間がかかる」といった要望が伝えられていたという。
こうした課題の解決に向け、ミスミは、生成AIコンサルティングに強みを持つEdgeXと共同で、最新のLLMを活用したmeviy専用の高品質AIチャットボットを開発。2025年のテスト運用を経て、今般の本格搭載に至ったとする。
今回追加搭載されるAIチャットボットは、300ページを超える膨大な技術・操作マニュアルを学習したAIによる最適な回答の提示が強みで、その根拠となる表や参照リンクなども併記することで、誰にでもわかりやすい回答を実現するという。また最新のLLMにより、従来は回答生成が難しかった曖昧な質問の意図も汲み取る「パーソナライズ応答」も可能に。さらに、複数のAIエージェントによる自動検証や、技術・操作マニュアルの自動更新連携も実施するといい、回答の品質を高く維持するとともに、常に最新の情報を提供できるとした。
ミスミは今回の発表に際し、今後もサービスの向上を通じてものづくり産業の顧客にグローバル規模で時間価値を提供し、生産性の向上に貢献していくとしている。

