スペースワンは、2月25日に予定していたカイロスロケット3号機の打上げを延期した。新たな打上げ日は未定だが、今後の気象条件の見通しなどを踏まえ、2月中には打上げないこともあわせて発表。事前に公表済みの予備期間(3月25日まで)に変更はなく、予定日の2日前までに公表するとしている。

  • 写真は「スペースポート紀伊」の射点の様子 (C)スペースワン

    写真は「スペースポート紀伊」の射点の様子 (C)スペースワン

同社では「天候判断に係る総合的な分析の結果」と打上げ延期の理由を説明している。射場がある和歌山・串本付近では、2月25日にまとまった雨が降る予報となっているほか、その後も3月初旬にかけて降雨予報が出ており、これが天候判断に影響したものと見られる。なお新たな打上げ日の打上げ時間帯(11時00分00秒~11時20分00秒)や、打上げ場所(スペースポート紀伊)に変更はない。

カイロスロケット3号機は固体3段+小型液体ブースターで構成した、全長18m・重量23tの小型ロケット。軌道投入できなかった2号機と同じ、高度500kmの太陽同期軌道(SSO)という同じ条件で打上げる。

3号機で軌道に運ぶ人工衛星として、70㎏級のテラスペース「TATARA-1R」のほか、3Uサイズ(1Uは10cm角)のキューブサット4基を搭載。2025年末に発表済みのSpace Cubics「SC-Sat1a」、広尾学園「HErO」、アークエッジ・スペース「AETS-1」に加え、台湾国家宇宙センター(TASA)の「NutSat-3」が新たに加わっている。

  • カイロスロケット3号機に搭載する衛星の姿。上部がテラスペース「TATARA-1R」で、下にキューブサット4基が並ぶ構成

    カイロスロケット3号機に搭載する衛星の姿。上部がテラスペース「TATARA-1R」で、下にキューブサット4基が並ぶ構成