MetaがNVIDIAと数十億ドル規模の複数年契約を締結したことが明らかになった。契約の下、MetaはNVIDIAの次世代チップ「Vera Rubin」を大量購入する。Vera RubinはGPU(Rubin)とCPU(Vera)を統合したチップで、2026年後半に提供を開始する予定だ。
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自社開発を試みるMeta
統合したチップは、エージェントAIや推論モデルなどの用途を想定しており、現行の「Blackwell」と比較して推論コストを10分の1に削減するとしている。
これに加え、MetaはNVIDIAのCPUをGPUと切り離して単独で大規模購入する初のビッグテック企業にもなるという。これまで、NVIDIAはGPUとCPUを一体型製品として販売してきたが、今回の契約はその戦略の大きな転換を意味するとのこと。
背景にあるのはAI活用フェーズの変化だ。これまでは大規模モデルの学習中心だったのが、モデルを実際に動かす推論(inference)へと需要の重心が移りつつある。推論用途にはGPUよりもCPUが適しており、Metaの今回の選択はその潮流を象徴している。
同社は今年のAIインフラ投資を最大1350億ドルに倍増させる計画を掲げており、自社製AIチップの開発も進めてきたという。ただ、技術的課題や展開の遅れが生じていたとされ、NVIDIAへの依存継続を余儀なくされたととのことだ。
Google、Amazon、Microsoft、OpenAIなどビッグテック企業は自社チップの開発を進めており、NVIDIAの市場支配力への挑戦が続いている。Financial Timesが2月17日付で報じている。