キーサイトがAirbus UpNextのSpaceRAN実証プロジェクトに参加

Keysight Technologies(キーサイト・テクノロジー)は、Airbus UpNextが進めるSpaceRAN実証プロジェクトにおける協業を発表した。

同プロジェクトは、ソフトウェア定義衛星(SDS:Software-Defined Satellite)技術を活用して、5G非地上系ネットワーク(5G NTN)の性能を地上と軌道上の両方で検証することを目的としたもの。

5G NTNの活用における、地上ネットワークとNTNとのシームレスな連携、信頼性の高いモビリティ管理、ダイナミックに変化する衛星軌道環境下での高性能な接続維持など、多くの技術的課題の克服を目指した取り組みであり、今回の協業では、キーサイトが地上実証プロジェクトの一環として、衛星チャネル・エミュレーション(PROPSIM)やユーザー・セグメント・エミュレーション(UeSim)を含む重要なテスト・測定ソリューションと、関連ソフトウェアの提供を行ったとのことで、これらのツールを活用することで、ビームハンドオーバー、ゲートウェイハンドオーバー、地上ネットワークとNTN間のモビリティ管理など、5G NTNの主要なユースケースの検証を行うことができるようになるという、

低軌道衛星での軌道上テストを2028年に計画

また、Airbus UpNextのSpaceRANデモンストレーターはブロードバンドおよびDTH向け5G NTNの両機能を検証するために設計されており、プロジェクトは最終的に、エアバスの低軌道衛星(LEO)に、オンボード信号処理機能とgNodeB(5G基地局)を統合した高度な再生型ペイロードを搭載して軌道上で実証することを目指しており、2027年の打ち上げ、2028年の軌道上テストを予定しているとする。

  • エアバスが開発を進める低軌道衛星

    エアバスが開発を進める低軌道衛星 (出所:エアバス)

なお、両社は今回の協業について、オープンで標準化された通信ソリューションを推進し、地上とNTNのシームレスな統合を可能にする広範な取り組みの一環であるとしており、協力して未来のグローバル通信を支える相互運用可能なエコシステムの構築に向けて取り組んでいくとコメントしている。