三菱電機とJTBは2月4日、観光地やリゾート施設における人手不足の課題解決、地域活性化を目指し、観光分野における自動運転領域での協業に関する覚書を締結した。
協業の概要
覚書にもとづき、両社は包括的な協力関係のもと、双方のノウハウやネットワークを活用し、観光地やリゾート施設における自動運転サービスの普及を推進するとともに、自動運転技術を活用した新たな価値創出に向けた共創活動を展開する。
近年、国内旅行者や訪日外国人旅行者の増加に伴い、観光産業のさらなる市場拡大が見込まれている一方で、人手不足が深刻化しているほか、旅行者の移動を支えるための交通・輸送サービスの運営負荷が増大しており、観光地やリゾート施設では持続可能な運営体制の構築が求められている。
三菱電機は、こうした課題の解決に向けて2021年から多様なユースケースに対応した自動運転サービスの実証実験を重ねており、2025年10月には配車から車両運行までを完全無人化したリゾート施設向け自動運転サービス「xAUTO(エックスオート)」の提供を開始している。
一方、JTBはデジタルを基盤に人の力を活かすとともに地域や組織の価値を共創し、人流や情報流・物流を生み出すことで、人と人、人と地域、人と組織の出会いと共感をサステナブルにつくり続けることを目指した「交流創造事業」を事業ドメインとしている。
観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や観光地整備・運営支援、エリア開発に取り組んでおり、地域や観光エリアの持続的な発展を目指し、継続的な交流を生む仕組みの整備を進めている。
両社は、三菱電機の自動運転ソリューションと関連技術、JTBの観光DXソリューション・ネットワークを組み合わせることで、相互にシナジーを発揮できると判断し、協業に関するMOUの締結に至った。
今回の覚書締結により、全国各地の観光地やリゾート施設における自動運転サービスの普及や、自動運転技術を活用した新たな価値創出に向けた共創活動を進めることで、観光産業における人手不足の課題を解決するとともに交流の創出や地域活性化を推進し、観光産業の持続的な発展に貢献していく考えだ。