日本通運が熊本空港から半導体輸出を支援するサービスを開始

NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社である日本通運は1月20日、熊本空港から約4.5kmに位置する益城町の自社拠点「熊本CFS」を核に、集荷から通関・爆発物検査・搭載までを九州南部エリア内で完結できる国際航空輸出混載サービス「熊本混載」を2026年2月2日より開始することを発表した。

  • 熊本空港と熊本CFSの位置関係イメージ

    熊本空港と熊本CFSの位置関係イメージ (出所:NIPPON EXPRESSホールディングス/日本通運)

熊本県にはソニーセミコンダクタソリューションズやTSMCなど、多くの半導体前工程工場が集積しているが、TSMC(JASM)の第1工場(TSMC Fab23 Phase1)建設を契機に、熊本県への半導体関連企業の進出が相次いでいる。これまで、熊本県内の工場からの輸出は、成田空港や関西空港といった主要空港まで長距離トラックを活用して輸送して行っていたが、サプライチェーン強靭化や脱炭素に向けたCO2削減などの観点から、熊本空港から海外に直接輸出できるルートの構築が求められていたという。

ロジスティクスセンターの活用による梱包や保管なども提供

同サービスはこうしたニーズを踏まえて開始されるもの。熊本CFSは、熊本県内の荷主とキャリアの間に入り、輸送の手配をする航空フォワーダーとして唯一、保税蔵置場(保税倉庫)を有していることから、これを活用し、集荷・通関・保税・爆発物検査・ラベリング・搭載までをワンストップで行うこととなる。九州南部エリアの貨物を熊本CFSに集約し、輸出オペレーションを実施後、熊本空港から各海外仕向地へ輸出することで、リードタイムの短縮とCO2排出削減が可能になると同社では説明しているほか、同敷地内に位置する「NX熊本益城ロジスティクスセンター」の機能を用いることで、半導体関連商材の梱包や保管などのロジスティクスサービス提供も可能だともしている。

  • 「熊本混載」

    「熊本混載」のサービスイメージ (出所:NIPPON EXPRESSホールディングス/日本通運)

なお、NIPPON EXPRESSホールディングスではグループとして、半導体関連産業の顧客のニーズに最適な物流ソリューションをEnd to Endで提供するとともに、顧客の事業拡大をグローバルでサポートしていくとコメントしている。