東京・北の丸公園にある科学技術館にて、特別展「ゴジラサイエンス展 〜脅威に科学で立ち向かう〜」が開催中だ。ゴジラは1954年に映画が公開され、それ以降もさまざまな作品が登場してきた。この特別展は、「もしゴジラが現れたら?」を切り口に、防災や減災、科学技術などへの理解を深めるというもの。会期は1月15〜27日まで。
ゴジラが初めて登場したのはもう70年以上も前のことだが、2016年には『シン・ゴジラ』、2023年には『ゴジラ-1.0』が公開されており、若い世代にもおなじみだろう。さらに2026年11月には、最新作『ゴジラ-0.0』の公開も予定されている。
ゴジラは怪獣映画であるが、単なる娯楽作品にとどまらず、時代ごとの科学的課題や社会不安なども映し出してきた。水爆実験、遺伝子工学、環境問題など、これまでにさまざまなテーマを取り込んでおり、そういった時代背景まで伝わってくるところが、ゴジラ作品の興味深い点のひとつだ。
開幕前日の1月14日にはオープニングセレモニーが開催され、来賓として挨拶した東宝の吉川哲矢氏(エンタテインメントユニット IP・アニメ本部 ゴジラ部 次長)は、「我々もさまざまな展覧会をやってきたが、科学を切り口にしたのはあまり例がない」とした上で、「ゴジラを通して科学を感じ、未来への探究心を育む機会になれば」と期待を寄せた。
本展示は、「ゴジラから知る科学技術」、「怪獣が起こす脅威」、「ゴジラ対策と防災科学」、「大怪獣と未来の科学」という4つのエリアで構成。現実のリアルな科学技術だけでなく、作中で登場したフィクションも交えながら、大人から子どもまで理解できるよう、やさしく解説されている。
そのほか、強風体験や地震体験といった特別体験プログラムも用意。「ラドン」が起こす強風をイメージした強風体験は1月17日〜18日、ゴジラが起こす地響きをイメージした地震体験は1月24日〜25日に開催される。どちらも参加は当日先着順となっており、事前予約はできない。
さらに、ゴジラサイエンス検定(クイズラリー)や、識者を招いたサイエンス講座なども開催。詳細は公式Webサイトを参照して欲しい。
また科学技術館は、『シン・ゴジラ』のロケ地であったことから、“聖地”としても知られている。劇中では「ヤシオリ作戦」の前方指揮所として同館の屋上が使われており、週末限定の特別企画として、その場所を見学できるツアーが開催される(1回約20分)。普段は入れない場所なので、ファンの注目を集めそうだ。














