製造業で高まる高解像度映像の高速伝送ニーズ
OKIグループのOKI電線は11月26日、画像検査装置などの高速伝送LVDS規格GVIF(Gigabit Video InterFace)およびGMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)に対応したマシンビジョン用インタフェースケーブルとして「FAKRA(FAchKReis Automobil:ファクラ)コネクタ搭載マシンビジョン用ケーブル」2種(固定用および可動用)を2025年12月より発売すると発表した。
製造業では生産設備の自動化やDX化、AIの実装が進んでおり、ロボットや産業用FA機器に多数の高精細カメラを搭載することが一般的になってきているが、その映像データを伝送するためのケーブルにはリアルタイムで高解像度映像を高速伝送できる性能が求められるようになってきている。ただし、装置の小型軽量化、構造の複雑化による狭小スペースや可動部分への配線ができる細径と可動耐久性、設備の高稼働・安定運用を維持するための耐久性・信頼性も必要とされており、それらを両立させることが求められていたという。
約5Gbpsのデータ転送を直径3mmのケーブルで実現
今回発売される2製品は、ともにそうしたニーズに対応することを目的に開発されたもので、GVIF/GMSL規格による約5Gbpsの高速高精細画像データ伝送と、直径3mmの細径、摺動屈曲1000万回(可動用)といった高い可動耐久性を実現しつつ、高いノイズ(EMC)耐性により、安定した画質での映像伝送を可能としたという。また、防水仕様FAKRAコネクタ採用により高い信頼性を実現し、固定用/可動用を中継接続して組み合わせることで、可動部分のみ簡単に交換可能なため、メンテナンスコストや工数の低減を図ることもできるとしている。
なお、OKI電線では、産業用ロボット、マシンビジョン、画像検査装置、モニタリング装置、組立・検査工程機器など高速・高信頼性が求められる幅広い国内外の製造業に向けて同製品の販売を進めていくことで、2026年度で1億円の売り上げを目指すとしている。

