アスクルは11月6日、同社サービスの復旧計画を発表した。同社は10月19日に発生したランサムウェア被害により受注・出荷業務および各種オンラインサービスを停止しているが、主要サービスを年内に復旧させる目標を明らかにした。

  • サービスの復旧状況について(ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第6報)

    サービスの復旧状況について(ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第6報)

トライアル運用にWeb注文を追加、問題なければ本格復旧へ

現在、アスクルは特定の顧客に限定してFAXによる注文を受け付け、手作業による出荷を実施している。今回発表された復旧計画によると11月12日から顧客、対象商品(37から237アイテム)、出荷拠点(2から7拠点)をそれぞれ拡大。11月中旬からはソロエルアリーナWebサイトからのオンライン注文を再開し、単品注文(470アイテム、東京拠点のみ)を追加する予定としている。

これらは倉庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)を使用しない手作業による出荷が行われるため、通常より配送に時間がかかることがアナウンスされている。本格復旧は12月上旬以降に計画されており、アスクルWebサイトからの注文および倉庫管理システムを使用した通常出荷が再開される見込みだ。

その他のサービス状況

アスクルの通販事業を除く、その他のサービスの復旧状況は次のとおり。

  • ロハコドラッグ東日本およびロハコドラッグ西日本の再開時期は未定
  • 印刷サービス「パプリ」は一部の顧客に限定して11中旬よりFAXによる受注を開始
  • ビズらくは通常サービスを提供中
  • SOLOEL(ソロエル)は通常サービスを提供中。ただしアスクルからの出荷は停止中
  • アスクル外部カタログ連携(直販モデルを含む)の再開時期は未定

グループ企業ASKUL LOGISTが受託している物流業務(サード・パーティー・ロジスティクス)の復旧計画は別扱いとなることが発表された。同社業務は良品計画が運営する「無印良品 ネットストア」に影響しており、再開予定は未定のままとなっている。