三菱電機は10月20日、同社グループの技術を紹介する技術広報誌「三菱電機技報」のバックナンバー全巻を、公式サイト「三菱電機技報」上で公開した。

  • 「三菱電機技報」1925年3月号(創刊号)の表紙

    「三菱電機技報」1925年3月号(創刊号)の表紙

1925年(大正14年)3月に創刊した三菱電機の技術広報誌「三菱電機技報」が100周年を迎えたことを記念した取り組みで、これまでWebでは未公開だった創刊号から1959年12月号までを新たに公開。これにより、創刊号から最新号までの計1,134号分がWeb上で読めるようになったかたちだ。同社では「過去の技術を振り返り、新たな可能性を追求していく意志を込めた」ものだと説明している。

三菱電機技報は、電機業界を中心に産業界の発展や社会への貢献を目的に発行してきたもので、三菱電機グループのあらゆる技術・分野の最新技術を創刊以来、論文形式で毎号紹介。創刊当時から100年間にわたり、「200kW600V 回転変流機」などの鉄道用電気設備や、同社製エレベーターの技術をはじめ、一般消費者向けの家電から宇宙向けの技術まで、幅広い分野の技術論文を蓄積してきた。

各号には、その時代に得られた開発成果を掲載。特に初期(1920~1930年代)は、海外の技術を積極的に取り入れ、日本の電機産業発展の礎となってきたという。また同社の開発者たちにとっても、これまで受け継がれてきた技術の歴史や進歩を理解し、次の開発につなげていくための基盤としての役割を果たしてきた。

2023年4月号以降は、時代の変化に合わせて冊子発行を廃止し、Webのみの公開へと移行。バックナンバーも段階的にデジタル化し、Web公開を進めてきた。三菱電機では今後も、電機分野を中心に同社ならではの技術を広く発信し、同社グループの製品やサービスを通じて、社会の発展と人々の豊かな暮らしの実現に寄与していく。