laed=Intelは、10月13日~16日まで米国カリフォルニア州にて開催されている「2025 OCP Global Summit」にて、新たなデータセンターGPU「Crescent Island」(開発コード名)を発表した。

AI推論に最適化したデータセンターGPU

Intelは、10月13日~16日まで米国カリフォルニア州にて開催されている「2025 OCP Global Summit」にて、AI推論向けデータセンターGPU「Crescent Island」(開発コード名)を発表した。

同GPUは、ワット当たりのパフォーマンスを向上させた次世代Xeアーキテクチャ「Xe3P」を採用し、最大160GBのLPDDR5Xメモリに対応。幅広いAI推論ワークフローに求められるデータタイプをサポートし、空冷式エンタープライズサーバ向けに電力とコストの最適解を提供するという。

アーキテクチャは次世代の「Xe3P」を採用

Intelが先ごろ発表したPC向けプロセッサ「Panther Lake」(開発コード名)ではXe3が搭載されていることが明らかとなっているが、Xe3Pはその次世代ないし改良版に位置づけられるGPU。噂レベルではあるが、同社のGPUシリーズArcの次世代版「Arc Cシリーズ」に適用されるほか、次世代デスクトップCPU「Nova Lake」(開発コード名)にも搭載が見込まれている。

このため、Xe3Pはプロセッサに内蔵されるiGPUから、ディスクリートGPU、データセンターGPUまでスケーラブルに展開される可能性が高いといえる。

なお、同GPUの顧客向けサンプル提供は2026年後半を予定しているという。