航空宇宙企業のBlue Originと防衛スタートアップのAndurilが、米空軍から新たな研究契約を獲得した。契約はロケット技術など両社の技術を活用し、軍事貨物を世界規模で輸送する方法を探求することを目的としているという。

米空軍の研究機関と契約

Blue Originは、Amazon創業者のJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏が2000年に立ち上げた航空宇宙企業。ロケットやロケットエンジン、弾道宇宙旅行などの開発を進めている。一方、Andurilは2017年創業の防衛関連のスタートアップだ。

米空軍は、Rocket Cargoプログラムのもとで2社と契約。契約額はBlue Originが137万ドル、Andurilは100万ドル。国防総省の貨物輸送が変革する足がかりになる可能性を秘めており、今回の研究契約は将来的に大規模な資金調達につながる道筋があるとしている。

Rocket Cargoプログラムはサービスとしての配送の実現を目指しており、その実験を行うのが米空軍の研究機関であるU.S. Air Force Research Laboratory(AFRL)が展開する「Rocket Experimentation for Global Agile Logistics(REGAL)」となる。

REGALは商用の再利用可能ロケット、再突入システム、貨物輸送システムの実証などを行うもので、2社の契約はその一部となる模様だ。1時間以内に遠隔地や到達が難しい戦域への配送能力の検証を行う。

特に、Andurilの契約は5~10トンのペイロード容器の開発研究を対象としており、大気圏再突入技術という困難な技術課題に取り組む。現在、同技術を持つ企業はSpaceXのDragonカプセルやVarda Space Industriesなどと限られている。Tech Crunchが8月21日付で報じている。