華虹半導体が上海華力微電子の半導体工場買収を計画
中国のファウンドリ大手である華虹半導体は8月17日、同じく華虹グループ傘下のファウンドリである上海華力微電子の半導体工場を買収する計画を発表した。
それによると、対象は65/55nmプロセスおよび40nmプロセスに対応する華虹五工場(ファブ5)で、華虹半導体が香港証券取引所などに提出した書類によると、取引の相手方である上海華虹(集団)や上海集成電路産業投資基金、国家集成電路産業投資基金二期、上海国投先導集成電路私募投資基金などとは計画の実施に向けて連携を取っている段階にあるという。
買収の具体的な内容は今後の協議で決定
買収方法としては、株式発行と現金支払いの組み合わせを予定しているとするが、具体的な取引方法や計画については、今後開示する予定だとしている。ただし、上海華虹(集団)との間には、すでに株式発行および資産買収のための現金支払いに関する意向書を締結済みとしており、今後、具体的な内容について両社間の協議で決定していくともしている。
今回の取り引きの背景には、2023年に華虹半導体が上海の科創板に上場する際に約束した同業競合問題を解決するべく、3年以内に同じグループである上海華力微電子との競合状態の解決を図る必要があることが挙げられる。
華虹半導体はもともとNECとの合弁として設立された華虹NECを前身とするファウンドリ。現在、8インチウェハ工場を3か所、12インチ(300mm)ウェハ工場を2か所有しており、300mmウェハ工場の1つは、パワー半導体向けファウンドリに位置づけられるなど、SMICに次ぐ中国2位の生産規模を有する。一方の上海華力微電子はファブ5のほかに、ファブ6という2つの300mmウェハ工場を有している。
なお、華虹半導体は8月18日、上海証券取引所において、今回の取り引きを取り巻く不確実性を考慮し、公正な情報開示を確保して、投資家の利益を保護すること、ならびに自社の株価への重大な影響を回避することを目的に、上海証券取引所の関連規定に基づく形で、同日より最大10日間、人民元建て株式の取引を停止することも発表している。