ハイエンドモデルらしい優れたパフォーマンスを確認
では、実際のパフォーマンスをベンチマークテストで確認していこう。
まずはじめに、PCの総合的な性能を計測する「PCMark 10」の結果だが、総合スコアが7,100と、非常に優れたスコアが得られている。競合となる最新のハイエンドモバイルPCと比較しても、ほぼトップクラスのスコアとなっている。
細かく結果を見ても、Office系アプリやWebブラウジングといった比較的低負荷の作業を想定した「PCMark 10 Productivity」が9,436、写真や動画の編集といった比較的負荷の大きな作業を想定した「PCMark 10 Digital Content Creation」が9,870と、まんべんなく高スコアとなっている。これは、採用しているRyzen AI 9 HX PRO 375の優れた処理能力が大きく貢献しているためだ。
次に、純粋なプロセッサの処理能力を計測する「CINEBENCH R23」の結果だ。こちらも、「CPU(Multi Core)」が20,727、「CPU(Single Core)」が2,000と、非常に優れた結果となっている。シングルコアのパフォーマンスも十分優れているだけでなく、12コア24スレッド処理に対応していることもあって、マルチコアの処理能力は競合を圧倒。このことから、複数のアプリを同時に利用する場合や、動画編集などマルチスレッド処理が大きく活きてくる作業の快適度は非常に優れると言える。
最後に、3D描画能力を計測する「3DMark」の結果だ。こちらも、「Night Raid」が30,112、「Time Spy」が3,724と、プロセッサ内蔵のグラフィックス機能として申し分ないスコアが得られている。
ビジネスモバイルPCではゲーミングPCのような優れた3D描画能力を求められるシーンは多くないだろう。しかし、Office系アプリやWebブラウザをはじめ、多くのアプリがGPUを利用して描画を高速化しており、一般的なビジネスPCであってもGPUの描画能力は無視できなくなっている。そういった意味でも、申し分ない描画能力を備えている点は心強いだろう。
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3DMark Night Raidの結果
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3DMark Time Spyの結果。3DMarkのテストでも、申し分ないスコアを確認。ビジネスモバイルPCで利用するアプリの多くがGPUを活用していることを考えると、この性能は心強い
今回は、HP EliteBook X G1a 14 AIの基本性能をチェックしてきたが、性能面が優れるのはもちろんのこと、高画質高精細ディスプレイや利便性に優れるキーボードなど、操作性も申し分ないことが確認できた。このあたりは、さすがフラッグシップモデルといった印象だ。
次回は、HP EliteBook X G1a 14 AIのモバイル性能やセキュリティ性について紹介しようと思う。

