ソニーのAIイメージセンサを製造現場で活用するソリューション
ソニーセミコンダクタソリューションズとシュナイダーエレクトリックは8月5日、ソニーのインテリジェントビジョンセンサとシュナイダーの産業用コンピュータを活用する形でAIによる製造現場の安全性向上を図ることを可能とするソリューションの提供を開始したことを発表した。
同ソリューションは、AI処理機能を搭載したソニーのインテリジェントビジョンセンサ「IMX500」と、シュナイダーのPro-faceブランドが手掛ける産業用コンピュータ「PS6000シリーズ」を組み合わせたものとなる。
シュナイダーが先行して自社拠点で試験導入
外部への提供に先立つ形でシュナイダーのHMIや産業用コンピューターをはじめとするPro-faceブランド製品の最終組み立てや個別カスタム対応を行う拠点である泉大津事業所に試験導入され、実地での検証が行われたという。
同事業所では、個別カスタム対応を行うためのさまざまな部品を保管するエリアにおいて、転倒や物の落下に備え、作業時に安全防具(ヘルメット・安全靴・安全ジャケット)の着用が必須だというが、作業現場の状況をIMX500を搭載したAIカメラでリアルタイムに検知して、産業用コンピュータを介して管理者に通知することで、安全防具を着用せずに危険エリアに侵入・作業している危険状態の発生を最小化し、製造現場の安全性と管理効率を向上できることを確認したという。
両社は、低コストでクイックに製造現場へのAI導入を行うことができ、今回の試験で確認された安全性向上のみならず、製造現場における安全衛生や目視監視、設備状況の監視などの工場の生産性向上などといったさまざまなシーンへの活用が可能としている。
また、これらのハードウェアで処理・蓄積・取得したデータのさらなる分析や意思決定への活用に向けて、シュナイダーでは今後、グループ企業である英AVEVAのクラウドソリューション「CONNECT(コネクト)」とのデータ連携の強化を図っていくことを目指すとしている。

