プロジェクションアッセンブリーシステムをインドネシアで販売へ
OKIは7月14日、インドネシアのPT. Netmarks Indonesiaと、インドネシアにおける生産現場での作業ミス「ゼロ」化を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」の販売に関するパートナー契約を締結したことを発表した。
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調印式の様子。左からOKI Data(Singapore) Managing Directorの中仙道隆氏、OKI執行役員兼エンタープライズソリューション事業部長の中津正太郎氏、Netmarks IndonesiaのPresident DirectorであるTaofik Hidayat氏、同 COOの佐々木秀人氏、同 DirectorのNg Kim Soon氏 (出所:OKI)
プロジェクションアッセンブリーシステムは、プロジェクタを活用したプロジェクションマッピングと画像センシング技術を組み合わせることで、次の作業に必要な部品のピックアップ位置などを見える化し、作業ミスのゼロ化を支援するソリューション。これまでOKIの工場での導入のほか、日本のさまざまな製造業への導入実績があり、今回の両社のパートナー契約の締結により、インドネシア市場に対して、同システムの販売から導入支援、運用・保守まで充実したサービスを構築し、地域に密着した高品質なサポートを提供することを目指すという。
将来的にはほかの東南アジア地域への展開も視野
Netmarks Indonesiaは、インドネシアにて20年以上のITソリューションの販売・構築・保守に基づく販路・顧客基盤を有しており、今回のパートナー契約でも同社が現地での販売、導入支援、保守サポートまでをワンストップで提供することとなる。
インドネシアは現在、自動車・自動車部品や電子・電気機器産業など、組み立て工程が多く、作業ノウハウやスキルを求められる生産現場が多数存在する状況となっており、高い品質の維持や労働力の質の均一化、従業員教育の充実、作業効率化などが求められるようになってきているという。
なお、OKIでは今回のインドネシアへの進出を機に、今後はほかの東南アジア地域への展開も目指し、スマート工場の実現支援を推進していくとしている。