Synspectiveは、船舶や航空機などを天候や時間を問わず検知・分類できるようにする物体検知・分類分析ソリューション「ODC Solution」を立ち上げたと5月19日に発表。自社の合成開口レーダー(SAR)衛星のデータと解析アルゴリズムを活用する。
ODC Solution(Object Detection and Classification Solution)は、SARデータと解析アルゴリズムを活用し、船舶や航空機の位置や種類を迅速かつ正確に情報提供するもので、特に海洋域や空港のモニタリング、安全保障、グローバルサプライチェーンの監視における活用が期待されているという。同社の技術パートナーであるSATIMのアルゴリズムを統合しており、ターゲットオブジェクトの高い検知と分類を追求した。
主な特長は以下の通り。
- 全天候・全時間帯対応: SAR衛星によるモニタリングで雲、霧、煙を透過し、24時間365日対応
- 高頻度撮像: Synspectiveの衛星コンステレーションにより、タイムリーに情報を取得
- 広域モニタリング: 広大な海域、沿岸線、空港、遠隔地を効率的にモニタリング
- AIによる自動検知: SATIMのアルゴリズムを活用した高精度な物体検知機能
- 分類機能: 高度なアルゴリズムで検出物を分類・識別し、迅速な意思決定をサポート
Synspectiveでは、引き続き衛星コンステレーションの構築を進め、さまざまな分野で効率性と安全性を推進する信頼性の高いソリューションの開発・提供を推進していく。