1000Vを超す高電圧に対応可能な面実装パッケージを開発

新電元工業は5月19日、国際規格IEC60664-1で規定される汚損度2の環境下でも実効電圧1000Vを超える高電圧に対応可能な民生・車載機器向け面実装パッケージ「CGパッケージ」を開発。第1弾製品として、1600V耐圧の民生機器向けダイオード「D3CG160V」を発売することを明らかにした。

  • 1600V耐圧の民生機器向けダイオード「D3CG160V」

    1600V耐圧の民生機器向けダイオード「D3CG160V」のパッケージイメージ (出所:新電元工業)

近年、インバータ電源や車載機器の進化により、効率と機能の向上が求められるようになっており、半導体製品にも高い耐圧性能と安全性が求められるようになってきている。中でもノイズ対策部品など安全性が重視される用途では、端子間距離の確保が重要となるが、従来の面実装パッケージでは、端子間距離を確保しながら高電圧負荷時の安全性を維持することが難しく、小型化との両立が課題となっていた。

端子間距離の拡大で1000Vを超す高電圧に対応

CGパッケージはそうした課題を解決することを目的に開発された面実装パッケージで、同社の低背・小型面実装パッケージ「2Fパッケージ」と同一の外形寸法を維持しながら、端子間距離を5.6mmに拡大することに成功。これにより、汚損度2の環境下でも実効電圧1000Vを超える高電圧に対応することを可能としたとする。

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