Windows Latestは4月29日(現地時間)、「Windows 11's Mail & Calendar stops syncing with Outlook, Hotmail accounts」において、Windowsの「メール」および「カレンダー」アプリで、OutlookやHotmailアカウントとの同期が停止されたと伝えた。Gmailはまだ同期できるものの、数日中に停止される可能性があるという。
Gmailはまだ同期できるが
Microsoftは2024年12月31日をもって、Windowsの「メール」アプリと「カレンダー」アプリのサポートを終了した。これらのアプリの利用者に対しては、同社が2024年8月に正式リリースしたOutlookの新バージョン、通称「新しいOutlook」への移行が推奨されている。
ただし、サポート終了後も多くのユーザーは引き続きメール/カレンダーアプリを利用することができた。特に、メールの受信に関しては問題なく使えていたユーザーがほとんどのようだ。
しかし現在、OutlookアカウントとHotmailアカウントでは同期できない問題が発生しているという。したがって、新たなメールを受信することはできず、古いメールを見る以外にこのアプリの使い道はなくなってしまっている。Gmailはまだ同期できるものの、数日中に停止する可能性があるとWindows Latestは指摘している。
「新しいOutlook」への移行は急務
なお、メールおよびカレンダーアプリの動作状況は、ユーザーによって少しずつ違いがあるようだ。メールの送受信ができないだけで受信済みのメールを見ることができる人もいる一方で、Windows Latestのテスト環境ではデータがエクスポートできるだけでアプリを開くことはできなかったとのこと。
筆者の環境では、すでに新しいOutlookへのデータ移行が完了済みであるためか、すぐにアプリが終了して代わりに新しいOutlookが起動する。
いずれにしても、メール/カレンダーアプリはすでに公式サポートが終了しているので、いつ完全に使えなくなってもおかしくない。早急にデータの移行を済ませておくのが懸命だろう。