JAXA認定の宇宙ベンチャー・天地人は、衛星データを活用して水道事業を支援するソリューション「天地人コンパス 宇宙水道局」を導入した自治体の事例を4月16日に発表。人口10万人〜20万人規模の自治体において、漏水発見効率は6倍向上し、調査費用は79%削減できたとしている。
宇宙水道局は、約100m四方のメッシュ単位で漏水リスクを5段階で診断し、管路ごとのリスクを診断するシステムを組み合わせることで、水道インフラの状態を細かく把握。より効率的に維持管理することを可能にする。
2023年度に宇宙水道局を導入したある自治体(一般市)では、同ソリューションが示した漏水リスクの高い箇所をもとに調査計画を立て、音聴調査を実施。その結果、126カ所の漏水を発見したという。