コイン形電池の課題を解決

マクセルは4月15日、電池構造と使用材料を最適化することで、高容量化とパルス性能の向上を実現したコイン形二酸化マンガンリチウム電池「CR2032S」の量産を4月17日より開始することを発表した。

  • コイン形二酸化マンガンリチウム電池「CR2032S」

    コイン形二酸化マンガンリチウム電池「CR2032S」 (出所:マクセル)

スマートキーやリモートキーレスエントリー、トラッキングタグ、ウェアラブル機器など多くの小型電子機器がBluetooth Low Energy(BLE)を活用して情報のやり取りを行うようになっているが、電池駆動の場合、電力に限りがあるため、通信頻度によっては頻繁な電池交換が発生するなどの課題があった。

無線通信時間や動作時間を11%向上

同製品は、そうした利用におけるより大きな放電電流へのニーズに対応することを目的に開発されたもので、従来のコイン形二酸化マンガンリチウム電池「CR2032H」と比べて、放電深度特性の比較で無線通信使用時間ならびに動作時間を11%向上させることを可能としたものとなる。

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