Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」はこのほど、「Windows 11 Build 27818 tests faster unzipping in File Explorer」において、エクスプローラーのファイル解凍速度が高速化されたと伝えた。

  • Windows 11 Build 27818 tests faster unzipping in File Explorer

    Windows 11 Build 27818 tests faster unzipping in File Explorer

エクスプローラーのパフォーマンス改善

これは3月19日に「Windows Insider Program」のカナリアチャネルからリリースされた「Windows 11 Build 27818」の機能改善として実装された。

Microsoftはリリースアナウンスの中で次のように説明している。

「ファイルエクスプローラーでZIPファイルを解凍する際のパフォーマンスを向上させるため、特に小さな大量のファイルを解凍する場合に対し、作業を実施しました」

Windows Latestは本当に高速化しているのか確認するため、Windows 11 Build 27818をインストールして検証。数十個のISOファイルを含むZIPファイルの解凍では改善はみられなかったが、数千個のファイルを含むZIPファイルの場合は、約5~10%の高速化を確認できたと説明している。

Microsoftは具体的な改善方法などを公開していないが、Windows Latestによると解凍関連のAPIを修正した可能性があるという。なお、この修正はWinRARや7-Zipなどのサードパーティーアプリには影響しない。

正式リリース時期は未定

今回リリースを発表したカナリアチャネルは最も不安定なテストチャネルとされる。さまざまな不具合に遭遇する可能性があり、それを理解した上で新機能のテストに参加する必要がある。Microsoftは不具合の発見、意見などがある場合は、フィードバックハブ(WIN+Fキー)から報告してほしいと呼びかけている。