NECは3月19日、JAXAの宇宙戦略基金の採択および補助金交付決定を受けて、光通信衛星コンステレーション構築に向けたシステム実証および光ルータ基盤技術開発を開始したと発表した。
また、この技術開発ならびに事業化を加速するため、4月1日付けで新組織「衛星コンステレーション統括部」を設置する。
技術開発の背景
国際情勢が大きく変化し、経済安全保障の重要性が増す中、通信インフラにおける強靭性(レジリエンス)とセキュリティの確保が重要な社会課題となっている。
このような課題に対応するためには、レジリエントかつセキュアであり、地上ネットワークからの独立・並立を可能にする、複数の低軌道衛星を衛星間光通信で接続・連携させる光通信衛星コンステレーションが必要。