半導体市場動向調査会社TrendForceによると、2024年第4四半期のDRAM市場は前四半期比9.9%増の285億9800万ドルとなったという。主に、サーバDDR5の契約価格の上昇とHBMの好調な出荷によるもので、メモリ大手3社(Samsung Electronics、SK hynix、Micron Technology)ともに売上高を拡大させている。
2025年第1四半期は、伝統的な低迷期となるため、DRAMサプライヤからの全体的なビット出荷量は減少すると予想されるほか、PC OEMとスマートフォン(スマホ)ベンダーの在庫処分の取り組み継続も予想され、DRAMサプライヤはDDR4と一部のHBMの生産をサーバDDR5に振ることが見込まれるが、クラウドサービスプロバイダ(CSP)からの到達需要が弱まるにつれて、従来型DRAMの契約価格はHBMと組み合わせた場合を含めて低下すると予測されるとする。