日本エイサーはサステナビリティを考慮した製品づくりを行う「Vero」シリーズの新製品として、法人向け液晶モニター「B7シリーズ」3機種の発売を開始した。
「Acer Vero B7シリーズ」は、ベゼル幅を抑えたゼロフレームデザインや柔軟な調整が可能なErgoStand(エルゴスタンド)といった人間工学を考慮した設計と、幅広い色域をカバーする画質を特徴とするシリーズ。
今回発売となった3機種は、21.5インチVA液晶の「B227QHbmiprx」、23.8インチIPS液晶の「B247YGbmiprxv」、27インチIPS液晶の「B277Gbmiprx」という3機種のラインアップ。
本体の約85%に再生プラスチック素材を、約5%に海岸から約50km圏内の内陸で回収されたオーシャンバウンドプラスチックを使用。環境に配慮した電子機器であることを示すEPET認証、国際エネルギースタープログラムやTCOなどの認証を取得している。
前述のErgoStandは上方向35度/下方向5度のチルト、左右各60度のスイベル(「B227QHbmiprx」では45度)に加え、時計回り/反時計回りそれぞれ90度の回転に対応。高さの調整幅は最大165mm確保している(「B227QHbmiprx」では最大150mm)。VESAマウントは100mm×100mmに対応。
設定調整用のソフト「Acer Display Widget」が用意されており、ディスプレイモードの選択、ブルーライト/輝度/コントラスト/6軸色(後述)/彩度などを調整・保存することが可能。11種類のデフォルト分割画面設定からアプリケーションを特定のエリアに設定/割り当てることもでき、いちどエリアを設定するとウィンドウをドラッグするだけで自動で整理することができる。
6軸のカラー調整は、一般的なRGBに加え、CMYの色相や彩度を細かく調整する機能。これにより、より鮮やかで精細なカラー表現が行え、鮮明な映像体験を提供する。フリッカーレス、ブルーライト低減、明るさ調整のAcerローディミング、非光沢パネルで外光反射をおさえるAcerコンフィービューといった機能からなるAcerビジョンケア技術で、目の疲れも軽減させる。
インタフェースは3機種共通で、HDMI 1.4/DisplayPort v1.2/ミニD-Sub 15ピンを各1基搭載する。
製品保証は5年。国内サポートで修理受付から修理作業までを専門スタッフが対応するので、長期の利用も安心だ。