アキレスは、難燃性など従来品と同様の物性を実現した環境対応型プラスチックとして、「フレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォーム」と、「バイオマスPVCレザー」の2種類を開発したと2月13日に発表。複合化も可能で、主に自動車分野などへの展開を想定している。

  • 左がフレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォーム。右はバイオマスPVCレザー

バイオマス原料を使った従来の軟質ポリウレタンフォームは、これまでは日用品向けが一般的だった。同社は今回、フレームラミネート性(熱融着性)と難燃性を備え、より広い用途に使用できる特殊タイプのフレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォームを開発。原料となるポリオールにバイオマス原料を使っており(バイオマス度30%)、一般的な軟質ポリウレタンフォームと比べて、原料調達から製造段階までのCO2排出量を製品1㎏当たり約5kg削減できるとする。

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/無料会員登録

会員サービスの詳細はこちら