ジャパンディスプレイ(JDI)は2月12日、車載向け有機EL(OLED)パネル、マルチスタックOLEDマイクロディスプレイなどの開発・製造を手掛ける米OLEDWorksに対する出資契約を締結し、米国における最先端ディスプレイ生産工場の設立に向けた協業を開始したことを発表した。

新たに設立される予定の米国工場は、先端ディスプレイとOLEDの世界クラスのノウハウ、技術、製造、製品能力を活用することで、米国の防衛、自動車、医療産業といった重要なステークホルダーのニーズを満たす高性能ディスプレイの提供に特化した高い拡張性を有したものとなる予定で、そうした顧客の目先のニーズおよび中長期技術ロードマップを満たす高性能LCDならびにOLEDディスプレイの生産体制の確立を目指すとしている。

また、建設と並行して、事業の長期的な持続可能性を確保する顧客パートナーシップの構築やディスプレイ産業を支えるキーパーツ、部品、材料および装置に関わる米国サプライヤーとのパートナーシップなどの取り組みに加え、最先端のディスプレイR&Dセンターの設立および顧客、サプライヤー、テクノロジーパートナーとの協業による米国内のイノベーション育成とエコシステム構築やディスプレイ生産拡大に向けた人材育成、大学との協力関係強化なども進めていく予定としている。

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