会計ソフト大手のフリーは2月12日、同社が手がける人事労務管理を効率化するクラウドサービス「freee人事労務」において、新たに「freee人事労務 労務管理プラン」の提供を開始すると発表した。同プランは、部分的にfreeeプロダクトの利用を開始してみたい人や、これまで利用していた勤怠・給与システムを変えずに労務管理で必要な機能だけを利用したい人にはじめやすいプランという。
4月の入社手続きが増える時期に合わせて、労務業務に関する機能だけを利用したいスモールビジネス向けに新たなプランを用意。勤怠・給与システムは変えずに利用したい企業や、給与計算を外部委託している企業、従業員が多く新たなシステムへのスイッチングコストが不安な企業など、これまでfreee人事労務の導入に踏み出せなかった企業向けに展開する。
新プランでは入社〜在職中〜退職までの労務業務に特化した機能を利用できる。雇用契約や電子申請、給与明細、年末調整など各種機能を利用できる。
また、入社時の従業員情報の回答依頼をメールやLINEで送付することが可能。受信した従業員はアンケート形式の設問にスマホから回答することができるため、回収作業がスムーズになるという。また、freeeプロダクト以外の給与明細システムでも従業員に給与明細や賞与明細をLINEで自動配信することが可能だ。
さらに、freee人事労務に登録されている組織の基本情報から、入退社関連情報や女性管理職比率など開示情報として必要なデータを可視化することもできる。組織情報レポートと人的資本レポートを表示でき、月単位で自由に分析期間を選択することや、性別・部門・役職・雇用形態などで詳細分析もできるため分析業務の効率化につながるとしている。