石井食品はこのほど、プラントベースの焼菓子を展開するovgoと資本業務提携を実施した。これに伴い、石井食品の代表取締役社長執行役員である石井智康氏がovgoの社外取締役に就任した。ovgoの製造力・品質管理を強化し、持続可能な未来へ向けた事業成長の加速を目指す。
石井食品は、「イシイのおべんとクンミートボール」で知られる「ミートボール」などを販売。素材本来の美味しさを最大限に引き出すため、「無添加調理」に取り組んでおり、味や色そして食感など素材のもつ本来の力を生かす調理と技術・本物の美味しさの追究を行っている。
このほど、ovgoと資本業務提携を実施し、石井食品の代表取締役社長執行役員である石井智康氏がovgoの社外取締役に就任した。
ovgoは、環境や動物、あらゆる人に配慮した、未来にやさしい食の選択肢を提供をミッションに掲げ、アメリカンベイクショップ「ovgo Baker」を運営。植物性で、可能な限りオーガニックや自然栽培、または国内産の食材を使用し、クッキーを中心とした焼き菓子の製造・販売を行っている。
▲アメリカンベイクショップ「ovgo Baker」の外観
ovgoでは、より多くの人に商品を提供するため、製造体制の強化、および品質管理の向上が重要な課題になっていたとし、今後は石井食品の豊富な知識と経験を活かし、製品の品質向上や安全性の確保、さらに食のトレーサビリティの推進を図る。また、サステナビリティのさらなる実現を目指し、持続可能な成長戦略を積極的に推進するとしている。
さらに、石井氏が社外取り締まりに就任することで、より深い経営視点と市場理解を取り入れ、ovgoの事業の拡大と経営基盤の強化を図るとともに、将来的な成長に向けた体制の確立を目指す。
今回の取り組みに当たり、石井食品 代表取締役社長執行役員 石井智康氏は、「安心で美味しいクッキーを通じてあらゆる人々のハッピーな笑顔を目指すovgo社に、社外取締役として参加させていただくことは、大変光栄であるとともに新たな挑戦でもあります。これまでIT、および食品メーカーで事業創造と変革を進めてきた経験を活かして、苦しさもワクワクも共有しながら、企業価値の向上に貢献するとともに、食のトレーサビリティをより一層推進できるようできるよう精一杯サポートいたします」と述べた。
▲石井食品 代表取締役社長執行役員 石井智康氏
ovgo 代表取締役 髙木里沙氏は、「この度、石井 智康氏に当社の社外取締役としてご就任いただくことを大変嬉しく思います。石井氏は、食品業界における豊富な専門知識と経験を有しており、そのご支援をいただくことで、当社の製造体制や品質管理の強化はもちろん、事業の持続的成長に大きく寄与していただけると確信しております。石井氏の経営に対する洞察や助言を活かし、今後も『みんなにやさしい未来』の実現に向けて邁進してまいります」とコメントした。