メルカリはこのほど、フリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービス「メルペイ」のネット決済が、「Amazon.co.jp」において利用可能になったと発表した。使わなくなった物を「メルカリ」で売って得た売上金やポイントで「Amazon.co.jp」での支払いができ、お得な買い物が可能となった。
メルカリの提供する 「メルペイ」は、フリマアプリ「メルカリ」で利用できるスマホ決済サービス。「メルカリ」の売上金の他、銀行やATMからの残高のチャージが可能。チャージレスな後払い決済サービス「メルペイスマート払い」を利用することで、スマートフォンを使って店舗やECサイトで買い物もできる。
このほど、「Amazon.co.jp」において、「メルペイ」のネット決済の利用が可能となった。「メルペイ」の本人確認済みアカウントがあれば、「Amazon.co.jp」に「メルペイ」のアカウント設定することで、クレジットカードなどの情報登録をせずに誰でも利用でき、「Amazon.co.jp」での支払いに「メルペイ」を利用した残高払いや後払いができる。
▲「Amazon.co.jp」でのメルペイの利用方法
この取り組みは、2024年10月下旬より対象ユーザーの拡大を徐々に進めており、11月12日にすべてのユーザーの利用可能になった。
メルカリグループでは、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」をグループミッションに掲げており、「メルペイ」においては、自宅の使わなくなった物を売って得た売上金の利用シーンの拡大や、誰もが簡単で使いやすいUI/UXの向上に取り組んできた。
メルカリの調査では、国民1人あたりの”かくれ資産”は平均約53.2万円と推計しており、まだまだ多くの資産が自宅に眠っていると推察している。また、別の調査では、Z世代の約2人に1人は欲しい物を買う際に、自宅にある自分の持ち物を売ることを想定して買い物を楽しむという結果も出ており、”かくれ資産”の活用が普段の買い物の意識にも変化を及ぼすことがわかっている。
今回の「Amazon」との取り組みにより、「Amazon.co.jp」での「メルペイ」を使った残高払いや後払いが可能になった。さらにクレジットカード「メルカード」を保有する人が、後払い決済の「メルペイスマート払い」で支払うと、通常の「Amazonポイント」に加えて「メルカリポイント(常時1%還元)」も獲得できる。
メルカリは、今後「Amazon.co.jp」との共同キャンペーン等の実施も予定しているとし、使わなくなった物を売って得た売上金やポイントを使い、「Amazon.co.jp」での買い物を楽しんでほしいとの考えを示した。