Vox Mediaは11月13日、「Microsoft is killing off Windows 11’s Mail and Calendar apps by the end of the year」において、MicrosoftがWindows 11のメール、カレンダー、Peopleアプリを2024年12月31日で廃止する方針だと伝えた。
既存のユーザーは、新バージョンの「Outlook for Windows」への移行が推奨されている。
新しいOutlook for Windowsへの移行を推奨
Microsoftは今年8月に、新バージョンの「Outlook for Windows」の一般公開を開始した。これは従来「新しいOutlook」と呼ばれていたバージョンで、多くの新機能が搭載され、UIも刷新されている。同社は数年にわたってこの新しいOoutlookの開発に取り組んでおり、これまではプレビュー版として提供してきた。
この新しいOutlookの登場に伴って、従来はWindowsに標準搭載されていた「メール」と「カレンダー」、そしてアドレス帳の機能を兼ねた「People」の3つのアプリが非推奨にされた。これらのアプリが提供していた機能は、すべて新しいOutlookに統合されている。
Microsoftの最新の発表では、2024年12月31日にこれらのアプリのサポートが終了される予定だ。サポート終了後は、これらのアプリを使ったメールの送受信やスケジュール管理は行えなくなる。Microsoftでは、サポート終了前に新しいOutlookに移行するよう推奨している。
Outlookの移行タイムライン
Outlookに関しては、現在、ユーザーは新バージョンと従来バージョンのどちらかを選択して利用できる。デフォルトは従来バージョンのままだが、将来的には新バージョンがデフォルトに切り替えられる。エンタープライズ版のユーザーに対しては、デフォルトの切り替えを実施する12カ月前に通知を行うという。
その後のステージで、新バージョンから旧バージョンへの切り替えが停止される。その際には、やはり12カ月前にエンタープライズ版のユーザーに通知されるとのこと。
新しいOutlookへの移行タイムラインの詳細は次のページにまとめられている。