ギフトスイーツのシュクレイ、ECサイト刷新 ブランドサイト統合、ギフト購入フローを改善

お菓子(和・洋)の企画・販売を行うシュクレイはこのほど、公式ECサイト「シュクレイオンラインストア」において、リニューアルを実施した。ブランドサイトとの統合、ギフトの購入フローの利便性向上などを実施した。

シュクレイは、「喜びを創り喜びを提供する」という理念のもと、東京を中心に「ザ・メープルマニア」「バターバトラー」「東京ミルクチーズ工場」など、お菓子(和・洋)の複数ブランドの直営店・卸売事業などを展開している。

「シュクレイオンラインストア」は、「ザ・メープルマニア」や「バターバトラー」など複数ブランドのスイーツを販売しているECサイト。限定商品も購入でき、店舗に足を運べない人もいつでも利用できる。

▲「シュクレイオンラインストア」のトップ画面

このほど、「シュクレイオンラインストア」において、リニューアルを実施した。これに伴い、ecbeingの提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」を導入した。

シュクレイは、スピード感を持って新商品や新ブランドを立ち上げているが、以前はブランドページとECサイトを別のドメインで管理していたことから、ブランドサイトは店舗の情報更新が中心となり、にECサイトの情報をタイムリーに掲載できないという課題があった。

この課題を解決すべく、今回のリニューアルではブランドサイトとECサイトを統合。ブランドサイトやページ作成を効率的に行える環境を整えた。さらに全ブランドのレイアウトを統一し、利用者のUI/UX改善も実現した。

贈答用のスイーツとして利用されることも多いため、幅広いニーズに対応できるようギフトの購入フローの利便性向上も実施。複数配送対応などの基本機能はもちろん、画面遷移をすることなく、のし設定も終了できる。メッセージカードやのし選択の際にイメージ画像が表示し、購入画面上での確認も可能にした。需要の高いギフト購入のフローの利便性を向上し、何度も購入したい環境を作ることで利用促進を図る。

▲メッセージカード・のしの設定画面

リニューアル以前から掲載し、購入の決め手の役割を担っていたレビューをさらにレビュー活用するため、レビュー収集・分析を支援する”自走する”レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo(レビコ)」の導入も実施。リニューアル後3カ月ほどで、これまでの8倍の約740件のレビューを集めている。

スピード感のあるブランド展開に対し、リニューアル以前から課題となっていた新しいブランドページ作成の所要時間については、デザインテンプレートを活用してページ作成の工数を大幅に削減し、スピードアップを実現。それぞれのブランドサイトのデザインやUI/UXに統一感がないという課題にもアプローチし、ヘッダーのカラーやサイトの背景で世界観やブランドの色を守りつつも、シュクレイ全体としてレイアウトに統一感を持たせた。

▲各ブランドサイトのトップページ

これらの実現には、情報発信と商品販売の機能を備えたメディアコマースを作成する、ecbeing提供のCMS「UNITE(ユナイト)」を活用しており、ブランドごとの世界観が反映されたサイトで、ブランド別に商品の検索が可能となり、それぞれのブランドのファンにとって商品の見つけやすさが向上した。

今回のリニューアルについて、シュクレイの通販部 部長 梶谷氏は、「私たちは『喜びを創り喜びを提供する』企業理念に基づきお客様の『体験』を重視しております。ecbeingさんにはシュクレイが大切にしている想いを尊重いただきながら、豊富な経験をもとにお客様視点でのアドバイスを頂けたことで認識の齟齬なくECサイトリニューアルを進めることができました。今回のサイトリニューアルは、UI/UXの向上以外にバックオフィス側の業務効率化と平準化も目的の1つでしたが、APIを活用したことで少人数で効率的かつ安心安全に運営出来るサイトが実現しました。今後も自社運営サイトならではの強みを活かし、顧客体験の更なる向上を目指すため、ecbeingさんとともにECサイトを成長させていきたいと考えています」とコメントした。