伊藤忠商事は10月4日、食品企業のSNSマーケティングを総合的に支援するサービス「FOODATA SNS マーケティング」の提供を開始した。データ分析からインフルエンサー活用等の施策まで、幅広いニーズに対応する機能・販売プランを設け、より多くの食品企業のSNSマーケティングを支援する。
伊藤忠商事は、グループ全体で約1万社の食品企業と取引実績があり、取引先商品の流通・拡販を担ってきた。
2021年7月には、購買データ・味覚データ・消費者調査データ・SNSデータ等をワンストップで分析できるデータ分析システム「FOODATA(フーデータ) 」の提供を開始し、食品企業の商品企画等のマーケティング業務におけるデータ活用を支援してきた。
このほど、「FOODATA」の新たなサービスとして、SNSのデータ分析、施策実行をワンストップで実現し、食品企業のSNSマーケティングを総合的に支援するサービス「FOODATA SNS マーケティング」の提供を開始した。
SNSのデータ分析においては、「X」「Instagram」等の国内外の大量の投稿をリアルタイムで自動収集し、多様な切り口と豊富な分析機能を備えた分析システム「FOODATA SNS Watcher」の提供を新たに開始する。
マーケティングの施策実行においては、インフルエンサーを活用した商品開発・販路開拓支援、公式アカウントの運用、広告・キャンペーン実行等のサービスを顧客の目的・要望に応じて提供する。
国内SNSマーケティング市場規模は年々拡大しており、2027年には2023年比約1.7倍の1兆8,868億円に達すると予測されている。食品企業のマーケティング活動においても、消費者の声を素早く把握でき、顧客と直接のコミュニケーションが取れるSNSの重要性は益々高まっているとし、新サービス「FOODATA SNS マーケティング」により、現状のSNS活用に課題感を持つ企業から、初めてSNSを活用する企業まで幅広いニーズに対応できる機能・販売プラン、サポート体制を設け、より多くの食品企業のSNSマーケティングの支援を目指す。
伊藤忠商事は、今後も「FOODATA」のサービスを発展させ、流通・拡販支援に加えてマーケティング支援も行うことで、取引先のビジネス拡大や課題解決を実現するパートナーとしての役割をさらに強化していく考えを示した。