GMOメイクショップは10月1日、企業間取引に特化した新しいECモール構築機能「BtoB向けモールシステム」の提供を開始した。ヤマト運輸の「Web出荷コントロールサービス」と連携し、 出品事業者の出荷業務の負担軽減も実現している。10月23日、24日には、東京と大阪の2都市において、BtoB向けモール型ECサイト構築に興味のある人を対象にしたオフラインセミナーを開催する。
GMOインターネットグループのGMOメイクショップが提供を開始した「BtoB向けモールシステム」は、モール運営者が複数の出品事業者の商品情報を一元管理でき、出荷までのプロセスを効率的に統括できるECモール構築機能。
「BtoB向けモールシステム」では、複数の出品事業者が自社の商品情報を直接登録するため、モール運営者は出店形式ではなく、商品ごとに出品する形でモールの構築が可能。これによりモール運営者は、在庫を持たずに、複数の出品事業者の商品を1つのECサイトで効率的に販売できる。
ヤマト運輸の「Web出荷コントロールサービス」との連携により、モール運営者はヤマト運輸の複数の出荷拠点への依頼を一括で行え、出荷業務の効率化、ヒューマンエラーのリスク低減を実現できるという特徴も備える。出品事業者に対して、従来よりも簡易化された業務フローを提供できるため、より多くの出品を促す効果的なアプローチも可能になる。
▲「BtoB向けモールシステム」のイメージ
一方、出品事業者は、従来のモール型ECサイトでは商品発送のために必要だった配送会社との契約、注文ごとの出荷リスト作成、梱包、配送会社手配、送り状作成などが不要になる。「梱包」のみで発送できるため、業務を大幅に簡素化でき、出荷にかかる業務負担の課題を解決できる。
GMOメイクショップでは、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」「GMOクラウドEC」において、数多くのECサイト構築を支援してきた。これらサービスの「エンタープライズプラン」では、複数の出品者が商品を販売できるECモール構築機能「メーカー直送システム」を提供し、単一の出品事業者によるECサイトにとどまらず、モール型ECサイトの構築も支援してきた。
「メーカー直送システム」において、BtoB向けのモール運営者より多様な配送要件への対応を求める声が寄せられており、そのニーズに対応すべく、「BtoB向けモールシステム」として提供に至ったとしている。
「BtoB向けモールシステム」は、企業間取引に特化したオンラインマーケットプレイスとして機能し、購入者は企業に限定される。業界特有の商品やサービスが取り扱われ、流通額が大きく、配送が複雑なケースでも、出荷業務の負担を大幅に軽減するソリューションを提供する。
「BtoB向けモールシステム」の提供開始に伴い、GMOメイクショップは、10月23日(東京)、10月24日(大阪)にオフラインセミナー「BtoBビジネスを加速させる『マルチサプライヤー型EC』の構築&運用セミナー~『makeshop byGMO』の『BtoB向けモールシステム』におけるEC立ち上げと運用軽減の全容を紹介~」を開催する。
「BtoB向けモールシステム」の特長や機能について詳細に説明し、実際のビジネスシーンでどのように活用できるかを具体的な事例を交えて紹介する。モール型ECサイトを運営する上での課題やポイントについても触れ、参加者がスムーズにシステムを導入し、効果的に運用できるようサポートする。セミナーの参加費は無料で、GMOメイクショップ公式サイトの専用ページから申し込みできる。