宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月3日、7月1日にH3ロケット3号機にて打ち上げた先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」のクリティカル運用期間が終了し、初期機能確認運用期間へ移行することを発表した。

だいち4号から受信したテレメトリから、予定していた太陽電池パドル、およびミッション機器(Lバンド合成開口レーダ「PALSAR-3」、SPAISE3)のアンテナ展開を含めた一連の作業が完了し、軌道上で衛星を安定して維持できる状態であることを確認したことを受けてのもので、今後、初期機能確認運用期間として、約3か月をかけて衛星に搭載された各種機器の機能確認などを順次行っていき、本格的な運用に挑むこととなる。

  • 先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の機体

    先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の機体 (編集部撮影)