約3年前から、全社でデータを活用できるようにするための仕組みを構築している清水建設。他社と同様、一部の社員はデータを活用して業務を進めていたが、あくまで個人の活動にとどまっていた。
とはいえ、一気に全社員がデータ活用できるような状況を作り上げることは難しい。同社のデータ活用推進のポイントはスモールスタート、かつ、ボトムアップで進めている点だ。
同社ではどのような形でデータ活用を進め、また、「草の根活動」とも言える、同社のデータ活用はどのような成果を出しているのだろうか。
データマネジメントを統括しているデジタル戦略推進室 DX推進部 DX推進グループのグループ長 岡崎良孝氏、主査 半田貴志氏、吉野友貴氏に話を聞いた。