SEMIは6月5日(米国時間)、2024年第1四半期における半導体製造装置(新品)の世界総販売額が前年同期比2%減、前四半期比6%減の264億ドルとなったと発表した。

SEMIのプレジデント兼CEOを務めるAjit Manocha(アジット・マノチャ)氏は、同四半期の結果について、「(同四半期の)半導体製造装置販売額は前年同期比、前四半期比ともにわずかに減少しましたが、業界は依然として堅調かつ回復力を備えた状態です。戦略的投資と先進技術への需要によって、半導体製造装置市場の成長回復が促進させるでしょう」と、同四半期のマイナス成長は長期的に見た場合、影響はそこまで大きくないと説明している。

また、同四半期の販売額を国・地域別で見た場合、トップは中国で前年同期比113%増、前四半期比3%増の125億2000万ドル、2位は韓国で前年同期比7%減、前四半期比8%増の52億ドル、3位は台湾で前年同期比66%減、前四半期比28%減の23億4000万ドル、以降、欧州が前年同期比23%増、前四半期比18%増の18億9000万ドル、北米が前四半期比33%減、前四半期比29%減の18億9000万ドル、日本が前年同期比4%減、前四半期比33%減の18億2000万ドル、その他が前年同期比28%減、前四半期比14%減の7億6000万ドルとなっている。

  • 地域別の四半期装置販売額

    地域別の四半期装置販売額(単位:10億ドル) (出所:SEMI、SEAJ、2024年6月)