Zscaleは6月5日、AIデータ保護プラットフォームの新機能を発表した。今回、同社はDLP(Data Loss Prevention)を根本的に強化する新たなアプローチにより、データセキュリティのレベルを引き上げているという。

データ セキュリティ ポスチャー管理(DSPM)

今回、ネイティブに統合されたデータセキュリティポスチャー管理(DSPM)が追加された。DSPMは、AWSやMicrosoft Azureなどのパブリック クラウド上の機密データを検出、分類、保護するゼットスケーラーのデータ保護プラットフォームの中核として設計されている。

具体的には、シャドーデータを迅速に自動検出するとともに、そのデータに付随し、リスクの原因となるすべての設定ミスを把握することを可能にする。リスクを把握した後は、セキュリティ ギャップを迅速に解消し、すべてのパブリック クラウドデータを保護できるよう、詳細な修復ガイダンスを通じてIT部門の各チームを支援する。

データ保護の担当チームは、これを既存のDLPポリシーに簡単に追加し、手間をかけずに展開できるという。

  • Zscaler DSPMのダッシュボード - データとその公開状況に関する可視性

生成AIセキュリティ

AIアプリの使用状況を最大限に可視化し、適切なブロックの判断を下せるようにするための新機能がリリースされた。ダッシュボードを中心にデータ保護に必要なすべての情報を1カ所で提供する。このダッシュボードにより、AIの使用状況から同業他社との比較、すべての情報漏洩に関する詳細まで、AIに関するリスクを迅速に把握できるという。

同社は特に優れている点として、ユーザーがAIアプリケーションに送信しているプロンプトを確認できる点を挙げている。各ユーザーについて、使用しているAIアプリ、アプリに送信したプロンプト、そのプロンプトに含まれていたデータの種類を確認できる。