電通デジタルとJTBは5月27日、持続可能な観光地域づくりに向けたマーケティング支援において両社間で協業を開始することで合意したことを発表した。

地域の観光課題に対し、電通デジタルの企業マーケティング変革支援に特化したコンサルティングサービスや生成AI・メタバースを活用した新たなデジタル体験に対する専門性と、JTBの全国ネットワークを生かした観光地域づくりの課題を解決する知見やディスティネーション開発の実績を掛け合わせ、戦略の策定からサービス提供までを一気通貫して伴走することで、地域の体験価値向上と持続可能な経済社会の実現に向けた支援を実施するという。

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    「観光事業ノウハウとDX(デジタルトランスフォーメーション)の力でウェルビーイングな地域社会の実現に伴走」と記載されたサービスのサービスイメージ画像

協業の概要

両社は今回の協業により、全国各地域の自治体や地域の観光関連事業者を対象に、複数のステークホルダーが関係する各地域の事情に沿った適切な戦略を構築、実行する。

「自地域の課題を客観的に把握したうえで(As Is)」、「地域ごとに対応した最適なマーケティング戦略を構築し(To Be)」、「そのマーケティング戦略を実現するためのサービスを提供する」といった3つのステップで構成された伴走型コンサルティング支援サービスを提供する。

提供される8つサービス

具体的には下記の8サービスを各地域の課題に沿って、デジタル戦略と地域に根差したアプローチの両面からスピーディーかつ総合的に支援することで、新たな顧客体験価値の創出と地域内連携体制の確立を実現する。また、地域の自走化につながるまで一気通貫で伴走支援を行うことで、持続可能な地域社会をともに目指す。

  • 提供される8つのサービス

    提供される8つのサービス

今後も両社は、連携を強化し、観光マーケティング変革支援において、観光DXや旅行者の体験価値向上などの達成に向けた戦略・実装・運用、そして地域の自走化まで統合的に伴走することで、自治体・DMO(観光地域づくり法人)・観光関連事業者の成長を通じたウェルビーイングな地域社会の実現に貢献していきたい考え。