OKIは5月15日、グローバル・アクセラレータ企業の米・Plug and Playとの間でエコシステムプラス・パートナーシップ契約を締結し、5月よりシリコンバレーを拠点としたオープンイノベーション活動を開始したことを発表した。
OKIは2023年11月に発表した同社の技術戦略において、社会課題を迅速に解決するソリューション基盤の技術コンセプト「エッジプラットフォーム」を提唱。その成長に欠かせない活動として、グローバルなオープンイノベーションを挙げ、同プラットフォームをハブとすることでスタートアップの成長機会と社会課題の解決につなげていくとしている。
今回パートナーシップを締結したPlug and Playは、アーリーステージのスタートアップに対し投資を行うベンチャーキャピタルであると同時に、スタートアップと各国の先進的な企業や投資家とをつなぎ、イノベーションの加速へとつなげるアクセラレータ企業。同社は世界の50地域に拠点を持ち、500社超のパートナー企業と年間1000以上のプログラムやイベントを行うことで、2000社を超えるスタートアップの育成に取り組んでいるとする。
今回のパートナーシップ契約締結により、OKIはPlug and Playのエコシステムに参画するとともに、シリコンバレーの同社内に拠点を開設し、スタートアップを中心とした技術探索を行うとのこと。加えて、スタートアップとの間で生じがちなギャップを埋めるための専任組織として「グローバル先行開発室」を技術本部内に設置したといい、技術探索で見出したスタートアップに伴走し、技術評価やPOCから事業展開までをサポートするとしている。
OKIは今後、米国を中心に他地域へも活動範囲を拡大し、多数のスタートアップとの連携を推進するとのこと。そして深刻化する社会課題の解決に向け、グローバルに技術革新を取り込み、イノベーションを加速していくとした。