Ansysは、同社のマルチフィジックスプラットフォーム「Ansys RedHawk-SC」および「Ansys Totem」が、TSMCより同社の2nmプロセス(N2)の量産リリース向けパワーインテグリティプラットフォーム認証を取得したことを発表した。また併せて、「RaptorX」が無線周波数システム、5G、通信、データセンター、3D-ICヘテロジニアスシリコンシステムにおけるオンチップ電磁界インテグリティのモデル化に向けたTSMCの5nmプロセス(N5)技術認定を受けたことも発表された。

TSMCでは、今回の協業について、顧客の設計を可能にするために重要な最先端プロセス技術にパワーインテグリティソリューションを提供するものだと説明している。一方のAnsysも、今回のTSMCとの協業により、両社の顧客は最先端のマルチフィジックスシミュレーションと解析を利用できるようになり、先端プロセスを活用した半導体の設計が可能になるとコメントしている。