半導体市場動向調査・情報提供会社である加TechInsightsは、2024年の半導体市場規模(販売額)について2024年3月初旬の予測ではメモリ価格の上昇を背景に前年比13%増の6497億ドルとしていたが、生成AI需要が増加の一途をたどっており、この動きがロジック市場や一部のメモリ(HBM)市場を活性化することが予想されるため、同24%増へと上方修正したことを明らかにした。

また、同社は2023年4月の半導体市場を前年同期比8%増と2023年に予測していたが、実績値ベースでは同13%増となり、結果として2023年通年の半導体市場規模は前年比10%減という事前予測から、実績値ベースでは同9%減に留まる結果になったともしている。

さらに、2024年の2桁成長にも関わらず、2025年ならびに2026年についてもプラス成長が続くとの見通しを示している。

  • 2024年以降の半導体市場予測

    2022年と2023年の半導体市場規模および2024年以降の半導体市場予測 (出所:TechInsights)