GitHubは現地時間2024年2月27日、公式ブログでGitHub Copilot Enterpriseの一般提供を開始した旨を報告した。GitHub Copilot EnterpriseはGitHub Enterprise Cloudを使用するエンタープライズ向けのCopilotプランで、ベータ時はCopilotのチャット機能にアクセスするCopilot Chatやプルリクエストの概要を示すCopilot Pull Request Summaries、ドキュメントセットを管理するCopilot Docset Managementが使用できた。本サービスを利用する際はユーザーあたり月39ドルの費用が発生する。

  • GitHub Copilot Enterpriseの価格

    GitHub Copilot Enterpriseの価格

公式ブログでGitHubは老朽化したコードベースの最新化や、チャット機能による組織固有のコードベースのみならず標準化の支援と提案、プルリクエストレビューの迅速化が可能だと主張した。また、Bing検索とCopilot Chat統合することで、開発言語の活用やフレームワークの更新など、新たな情報を得られるとも述べている。早期からGitHub Copilot Enterpriseを導入しているAccentureは、94%の開発者が開発に要する労力を軽減し、90%は検索時間の短縮に寄与したという。

  • AccentureによるGitHub Copilot Enterpriseの効果

    AccentureによるGitHub Copilot Enterpriseの効果