小林製薬はこのほど、通信販売事業2030年ビジョン「身体と心を整え、健やかで自分らしい暮らしに導く」を策定し、通信販売事業名称を従来の「小林製薬の通信販売」から変更し、「-くらし創造パートナー- あったらいいな通販」として展開を開始する。ビジョンの策定に伴い、新たなポイント制度や特典などの施策も取り入れ、顧客との絆を深める考えを示した。
小林製薬は、1999年に栄養補助食品の通信販売事業を開始以来、製薬会社品質を提供する「小林製薬の通信販売」として事業を展開。事業開始から25年を迎えるにあたり、社会が大きく変化し、顧客のニーズが多様化するなか、これからの未来に起こりうる変化と、自社が通信販売事業を通じて提供できる価値について検討を重ねてきたとし、このほど、通信販売事業2030年ビジョン「身体と心を整え、健やかで自分らしい暮らしに導く」を策定した。
ビジョン策定に当たり、まず考えたのは、これからの未来の暮らしは、より自由で多様性に富んだスタイルに大きく変わり、自分らしく生きていくために、身体と心をケアして健やかな状態を保つセルフケア・マネジメント意識が高まるだろうということだったいう。
一方で、自分1人では何をすればよいか分からないという人もいるとし、身体だけでなく、心もケアすることで健やかに暮らしていく「ライフケア」の視点に立ち、人々に寄り添い・導く存在を目指すため、販売するという一時的な関係ではなく、薬剤師の専門性と親身で的確な応対に加えて、個々の顧客をより深く知り、最適な提案やアドバイスを行う伴走者「くらし創造パートナー」でありたいとの考えをビジョンに込めたとしている。
本ビジョンの策定に伴い、通信販売事業名称を従来の「小林製薬の通信販売」から、「-くらし創造パートナー- あったらいいな通販」に変更し、新たな展開を開始する。
今後の予定として、「あったらいいなと感じてもらえるサービスの提供」として、新たなポイント制度の導入と会員価値を感じられるポイント利用特典の提供。「あったらいいなと感じてもらえる製品の提供」として、新漢方薬の取り扱い、贈答に使える華やかな芳香剤、結婚式の思い出を香りで体感できるフラワーシャワーとリードディフューザーを挙げた。さらに「あったらいいなと感じてもらえる体験価値の提供」として、肌のセラミド分析の拡大、日々の食事分析ができる携帯アプリの導入も検討している。
新しい顧客サービスの内容については、2月以降、新通信販売事業「-くらし創造パートナー- あったらいいな通販」Webサイトで公開するとしている。
今後より一層顧客との絆を付加ね、長く付き合ってもらえるくらし創造パートナーとして事業を展開していく考えを示した。