堺市、NTTデータ関西、西日本電信電話 関西支店(以下、NTT西日本)は1月29日、泉北ニュータウン地域における住民の暮らしの質の向上とウェルビーイングの実現に向けて、地域における複数の公共と民間サービスが連携し、情報発信のハブとなる地域特化型の連携ポータルアプリ「堺・せんぼくポケット(以下、せんポケ)」の実証実験を1月31日から開始することを発表した。
せんポケの機能
せんポケは地域に特化した生活に必要な情報を、住民の利用ニーズに応じてプッシュ通知で提供する。住民の属性情報から地域に特化したおすすめの情報をAIがレコメンドし、ユーザーの行動意欲を促す。また、住民がスマートシティを体感できるサービスを展開して、地域の暮らしの質の向上を狙うという。
実証実験の概要
今回の実証実験では、せんポケを活用して住民に地域の情報や活動を紹介して、生活する上での利便性や快適さ、安心感がどの程度実感できるかを具体的に検証する。同プロジェクトは、大阪府が構築したデータ連携基盤「ORDEN」に具備されるポータルサイトとのID連携も視野に入れている。
実証の一環として、せんポケと大阪ガスの「スマイLINK TV Stick」の連携実証も開始する予定だ。スマイLINK TV Stickを用いることで、スマートフォンやアプリを持たなくても家庭のテレビでせんポケのサービスを利用できるようになる。