NTTデータ関西とJR西日本は1月16日、お互いが保有するソリューションのさらなるビジネス拡大を企図し、その販売活動を相互に協力して進めていくべく、販売業務提携契約を締結することを発表した。

提携の背景

今回の提携を通じて、お互いの顧客基盤に対し、幅広いソリューション提案を可能とするほか、強みを掛け合わせて補完するソリューション開発や新たな事業創出のような共創活動へつなげていきたい構え。

両社はこれまで、業務効率化やサスティナビリティに関連する分野で取引関係にあり、近年はデータアナリティクス領域を中心に、お互いのイノベーション活動に関する理解を深めてきた。その中で、お互いの理念に共感し、ソリューションを相互に理解した上で社会に提案しあえる体制を築くことが最適であると考え、今回の提携締結に至ったという。

  • 左からJR西日本 理事 田淵剛氏とNTTデータ関西 取締役執行役員 田辺輝之氏

    左からJR西日本 理事 田淵剛氏とNTTデータ関西 取締役執行役員 田辺輝之氏

販売業務提携の目的と販売業務提携に関する範囲

販売業務提携の目的としては、データアナリティクス分野を中心に、両社のソリューションを相互にクライアントへ提案することを可能とし、両社のビジネス拡大、ならびに社会課題解決を目指すことを掲げている。

また、販売業務提携に関する範囲については、NTTデータ関西の「異音検知にまつわるソリューション」「現場の業務効率化促進にまつわるソリューション」とJR西日本の「画像認識にまつわるソリューション」「テーブルデータ分析にまつわるソリューション」を中心とした、販売業務の相互連携を行う予定とのこと。