日本の西村経済産業大臣とイタリアのアドルフォ・ウルソ企業・メイドインイタリー大臣が12月12日、東京都内で会談を行い共同声明に署名したことを経済産業省が発表した。

  • 記念撮影をするイタリアのワルソ企業相

    記念撮影をするイタリアのワルソ企業相(左)と西村経済産業大臣(右) (出所:経済産業省)

同声明では、新興企業を含めた両国企業の連携を促し、半導体やエネルギーの分野では共同研究を含めた協力することが盛り込まれたという。

  • 協議の様子

    イタリアのワルソ産業大臣と西村経済産業大臣の協議の様子 (出所:経済産業省)

また、共同声明署名後に、今後の二国間協力の一環として、半導体に関する協力について議論する官民でのワークショップも開催され、両国の半導体政策の紹介や、半導体関連企業や研究機関の間での意見交換が実施されたともしている。同意見交換会には日本から産業技術総合研究所(産総研)や大日本印刷(DNP)、レゾナックなどの研究機関や材料メーカーが、イタリアからはトリノ工科大学や伊仏合弁の大手半導体メーカーであるSTMicroelectronicsなどが参加したという。