揚羽は11月28日、2023年7月〜9月の期間に、2025年卒業予定(2025年新卒入社予定)の大学生810人を対象に実施した「25卒夏 就活生調査」の結果を発表した。同調査では、企業の魅力因子である「業界・個社・仕事・環境・人/社風」の5つの軸について合計25項目の質問を設定し、回答者が任意で選択した企業に対するイメージについて「まったく思わない」から「とても思う」の4段階で集計している。

回答者を文系学部所属・理系学部所属に分けて集計した、重視項目の回答率の比較では、文系学生が理系学生に比べて「仕事と生活のバランスが優れている(37%、差分9%)」、「飽きのこない奥深さのある仕事が得られる(20%、差分7%)」、「会社の社風に好感が持てる(13%、差分5%)」を重要視していることが分かった。

また、同時期に実施した学生への定性調査では「社風や人はかなり大事」「サポート体制がしっかりしている企業で働きたい」という声が聞かれており、7-9月期の文系学生は「働き方や社風」に関する情報を重要視する傾向があることが分かった。

一方の理系学生が文系学生に比べて回答率が高い項目は、「世の中になくてはならないビジネスを行っている(36%、差分8%)」「成長が見込めるビジネスを行っている(47%、差分6%)」や「世の中に新たな価値を生み出している(40%、差分4%)」といった項目だった。

定性調査では「将来性があまりないと聞いた業界は選択肢から外している」という声があったことからも、7-9月期の理系学生は「業界やビジネスの成長性、有益性」を重視する傾向がうかがえる結果となっている。

  • 【25卒就活生(文理)】23年7月時点での重要項目 引用:25卒夏 就活生調査(揚羽)

    【25卒就活生(文理)】23年7月時点での重要項目 引用:25卒夏 就活生調査(揚羽)