Space BDは11月10日、第3弾となる宇宙利活用プロジェクト「スペースデリバリープロジェクト- RETURN to EARTH -」の対象品を搭載したSpaceXのFalcon 9ロケット(NASA 29th Commercial Resupply Service mission:SpX-29)が2023年11月10日10時28分(日本時間)に打ち上げに成功したことを発表した。

  • SpX-29の打ち上げの様子

    SpX-29の打ち上げの様子 (C)NASA (出所:Space BD)

今回は第3弾として、第1弾および第2弾でも搭載した研究開発用途やプロモーション利用の目的に加え、新たに「人類みな麺類」のラーメンや世界的なアーティストであるMasa Hayami氏のアート作品なども搭載されている。

  • スペースデリバリープロジェクト第3弾の対象品の一部

    スペースデリバリープロジェクト第3弾の対象品の一部 (出所:Space BD)

なお、これらのプロジェクト対象品は今後、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の船外プラットフォームの中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)に搭載されている簡易材料曝露実験ブラケット「ExBAS」に宇宙飛行士によって取り付けられ、宇宙空間に約6か月間にわたって曝露された後、2024年夏ごろに補給線で地球に再輸送され、2024年秋ごろに、それぞれの依頼者のもとに変換される予定となっているほか、アート作品についてはNFT化され、展開される予定としている。