インターネット・アカデミーは11月8日、新しい研修カリキュラムとして、PythonとExcelとOutlook等のメールソフトを活用した業務の自動化研修の受付を開始すると発表した。
同研修の目標は、「Windows クライアント上でPython コーディングができるようになること」と「Python とExcel とOutlook を使用して代表的な業務の自動化のサンプルコーディングができるようになること」。
研修では、以下の項目を学習する。
- Windowsクライアント上でPythonの開発環境構築
- Pythonの基礎知識
- 自動化に用いる代表的なライブラリのインストールと設定方法
- Pythonによる自動処理パターン(条件と設定の仕方)
- Excelと連携したPython の自動処理
- Outlookなどのメールソフトと連携した自動処理
- Webスクレイピングによる自動情報収集
- ファイルの自動操作
研修の時間数は14時間となっており、2日程度受講することが想定されているが、カリキュラムや時間数はカスタマイズ可能となっている。受講者は、Python による開発経験がない、非エンジニアを前提としている。
Pythonエンジニア育成推進協会の代表理事を務める吉政忠志氏は、以下のコメントを寄せている。
「PythonはWebスクレイピングで利用されることも多いですが、最近は経理や人事管理、営業管理などの自動処理をExcelやメーラーと連携してRPAの代替手段として活用されているシーンが増えてきています。RPAは操作が簡単と言われていますが、ある程度の知見が必要になり、有償のRPAであれば、ライセンス料金も発生します。ライセンス料金がネックとなって自動処理の普及を妨げているという声も聞こえてきています。Pythonの自動処理であれば簡単なプログラミングで実現可能であり、ユーザーコンピューティングも可能であると考えています」